樹木の再生

不朽が進んだ桃の木です。

折れた枝から腐朽菌が入り、主幹の90パーセント以上に広がっています。

しかしながら、桃も黙ってはいませんで

地際のギリギリのところから、新しい枝を出して

再生を図ります。

人間ができることといえば、腐った部分を取り除き

癒合剤を塗ることと、できるなら土壌改良を行うこと

ぐらいしかないのですが、それでも、やらないよりは

全然良いので、できることはやりたいと思います。

来春、花が咲いてくれると良いですねぇ。

午後からは、ご依頼を頂いていました植物の調達に行って参りました。

良いものが見つかり、喜んでいただけると思います。

割竹挿入縦穴式土壌改良

本日はサルスベリの土壌改良に行ってきました。

地上部は枯れが進行していて弱っている様子です。

既存の土は、保肥力が弱い砂礫が多い為

今回は植物性のバーク堆肥を中心に土壌改良剤を施しました。

30センチに切った竹を加工して空気の通り道を作ります。

割竹挿入縦穴式土壌改良と言います。

竹は古くなると土に還ります。

大きな樹木になると数年に分けて竹の位置をずらしながら

土壌を改良します。

今回のサルスベリは弱っていて再生したとしても、根株付近からの

ひこばえが少し出るか出ないかだと思います。

来年の春に結果が出ると思います。

復活してくれると嬉しいです。