松の剪定

本日は松の剪定をさせて頂きました。

松は日本人にとって特別な木なのだなぁと

毎日、京都のお庭な中にいると感じます。

お庭の通りから良く見える場所に

こう、ぐっと手を広げたような

かっこよく、しっかりと形になっていて。

出会うたびに、施主様の思いのようなものを

想像します。

仕事の帰りにトラックで河川敷などを走っていると

思うがままに育っている黒松や赤松につい

目が行くのですが、彼らとはまた違った良さが

お庭の松にはあると思います。

日々、剪定作業で植物の成長を抑えているとも感じながら

なるべく自然な立ち姿で、そして心が凛とするような

そんな形を目指しています。

北海道から京都に来て

まず初めに感動したのが、竹藪でした。

私がいた北海道の美瑛町にはない風景でした。

京都に来たのだなぁと

しみじみしたのを覚えています。

晴庭雨読

今日は朝から雨模様。

そんな日も、庭木にとって大切な一日です。

酸素をたくさん含んだ雨水が

根の呼吸を助けて、健康な状態を保ちます。

私たち造園屋さんにとっても、

本を読んだり、道具のお手入れをしたり

雨の音を聞きながらの室内作業も良いものです。

晴れの日はお庭の中にいて

雨の日は本を読む。

晴庭雨読なのですねぇ。

エノコログサ

今日は滋賀県に生垣の剪定に行ってきました。

いつもより早く支度をして、琵琶湖を目指しました。

途中、コンビニでトラックを止めて、ふと足元を見ると

エノコログサが光っていました。

庭に生えるとあっという間に広がってしまうのですが

それでも道端に生えていると、ふわふわのフォルムに

癒されます。

雑草と呼ばれている植物も、うまくお庭で庭木と共存できると

いいなぁと考えながら現場に向かいました。