少しずつ

少しずつ涼しくなるのだろうなぁと

思ってはいるのですが、なかなか暑い日が続きます。

植物もこの暑さで、枯れてしまう個体が現れております。

こちらもこまめな水分補給が必要ですねぇ。

京都に戻りました

昨日、関西空港に帰っては来たのですが

台風の影響で飛行機が遅れまして

到着は夜の11時前でした。

電車の終電には間に合わず、空港のベンチで一夜を明かしました。

そして本日、朝早くの電車で京都に戻りました。

久しぶりの京都は、北海道と比べて良い意味で狭く

凝縮されたような印象でした。

離れてこそわかる部分というのは

旅してみると初めて感じるもので

今後も定期的にいろんな場所に行って

違いを感じたいと思います。

 そしてもう一つの出来事は樹木医試験の発表の日でした。

結果は不合格でした。

そばで支えてくれた妻に合格の報告をしたかったのですが

叶いませんでした。

今年は手応えがありましので、少しへこみましたが

不合格もプラスに捉えてもう一年受験勉強させて頂きます。

次回の試験まで、もう少し学習内容を深掘りしつつ

普段の造園業務からお題を引き出して、この日記にフィードバックしたいと

思います。

少し専門的な内容の日記になることもございますが

得た知識は、お客様のお庭の植物の健康にお戻し致しますので

読みにくい記事になった際はご了承くださいませ。

札幌大通り公園

札幌の大通り公園に行きました。

サルスベリの花が咲いていました。

サルスベリの原産地は中国南部です。

中国南部に位置する香港は北緯22度、

ちなみに沖縄が北緯26度ですので

暖かい地方の植物であることがわかります。

そして日本での北限は宮城県だそうです。

もともと寒い場所が苦手なサルスベリですが

ここ北緯43度の札幌でも綺麗な花を咲かせていました。

寒いせいか樹高は2メートルほどと低い個体が多いように感じました。

日頃、庭仕事の中で、育つんだけど元気がないねんとのご相談を

お受けすることが少なくないのですが、原産地をまず理解してから

生育不良の診断に入っていくことが重要だと感じました。

北緯43度

旭川の緯度は北緯43度。

対して京都の宇治は北緯34度です。

約10度ほど角度が違います。

この角度は太陽の光が地球に届く角度に
影響しますので

旭川の方がやわらかな日差しになります。

木陰に入ると心地よい風が吹きますねぇ。

明日、札幌の植物を見て歩いてから

京都に戻ります。

18日の金曜日から業務再開致します。

何かお庭のことでございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

旭川のイングリッシュガーデン

イギリスのお庭も素敵ですねぇ。

お手入れされているガーデナーさんの腰回りの道具類もナイスです。

植物にしたら和風も洋風もないわけで

先入観を取っ払って植物を楽しみたいです。

京都のお庭ではヨウシュヤマゴボウが雑草の中にまじって

生えているのをよく見かけます。

こんな感じでお庭の植物として育てると

すごくかっこいいですね。

白樺の林もありました。

白樺は樹皮にベチュリンという白い結晶性の物質が含まれます。

その成分が白いため、樹皮が白く見えるそうです。

なぜ白いのかというと、これは詳しく解明されていないようです。

一説には太陽光を反射して林内を明るくし

光合成効率を上げるためと考えられているようです。

下川町

北海道の下川町に来ております。

もみじの剪定をさせて頂きました。

北海道の庭木は全体的にゆったりした環境で育っていますので

剪定していても、おおらかな気持ちになりますねぇ。

その後はそばの畑を見学させて頂きました。

昔は手作業での収穫だったのが、今ではコンバインという大型機械で

一気に作業するんだよとのことで、楽しいお話をたくさん聞かせて頂きました。

帰り道のひまわり畑です。

種の配列がフィボナッチ数列という法則によって

並んでいます。

この法則によって限られたスペースに最大の種子を

配列することができます。

フィボナッチ数列はひまわり以外にも

葉の並び方や花のつき方など、色々なところで

確認できます。

レモンの果実

今年の3月に植栽させて頂きましたレモンです。

様子を見せて頂いたところ、ピンポン玉ぐらいの果実が実っていました。

果樹には果実一つに対して適した葉の枚数が大まかに決まっています。

葉と果実の比率と書いて「葉果比」と言います。

ちなみにレモンの葉果比はレモン一個に対して葉っぱ25枚ほどです。

葉に対してたくさん結実している場合は、選別して摘果すると

充実した果実が実りやすいです。