イチイのボールペン

お母さんが引っ越しのお祝いにと、送られたイチイの木です。

数十年間、お庭でご家族の歴史と共に過ごした樹木です。

そんなイチイですが、いろいろな事情で切ることになりました。

なにか形にして残したい。

私たちにできることを、二人で考えました。

使えそうな部分をうまく選び、筆記用具として

生まれ変わってもらおうと思いました。

木のボールペンを作る機械で、慎重に作業します。

少し幹が痛んでいましたので、使えそうな部分を狙って削ります。

天然素材のみを原材料にしたみつろうクリームで仕上げます。

枝の跡が残る素敵なボールペンになりました。

今後は、筆記用具として第二の人生(樹生かな)を送ってほしいです。

植栽のお仕事

今日は八幡市にて

生垣の仕上げに行って来ました。

完成した生垣は、

トキワマンサクのやわらかい雰囲気と

金木犀のカシっとした男らしさがある

良い生垣になりました。

お話を頂いてから、樹種選定を

私たち二人でアーダコーダ悩みぬいた結果

5択まで絞り、最後はお客様に選んで頂きました。

もともと植えてあった赤い枝垂れ梅が、お庭の真ん中にありましたので

トキワマンサクを青葉白花(赤い梅が咲いてからトキワマンサクの白い花。)

金木犀は秋に咲く。

ナイスチョイスだと思いました。

トキワマンサクの後に咲いてくれるお花は

ただいま考え中です(^_^)

竹垣も好きですが、季節によって表情を変える

生垣も良いですねぇ。

今後は定期的に刈り込みや追肥など

必要な作業をさせて頂きながら

理想の生垣を目指したいです。

トキワマンサクの生垣

10年に一度の寒波だそうです。

明日の生垣植栽に向けて、滋賀県に樹木を仕入れに

行って来ました。

琵琶湖の湖畔は、北海道を思い出させてくれる

雪原が広がっていました。

明日はトキワマンサクと金木犀の生垣をお作りさせて頂きます。

スケッチの雰囲気になる予定です。

実生

実生(みしょう)とは、草木が種から芽をだして生長したものをいいます。

お庭には、様々な形で種が運ばれます。

それらを掘り起こして、うまく配置すれば

管理のしやすい、気持ちの良いお庭になると思います。

今回は、タマリュウをフェンス側に配置して

お隣への落ち葉などの落下を抑えています。

次は少し背の高いツワブキを選びました。

横にはやや背の高くなるセンリョウを植え付けています。

そしてマンリョウで、一段低く作りました。

いずれも、もともと実生で育ったものを

使わせて頂きました。

今後は、空いた部分に雑草などの種が飛来しますので

適時抜き取り、植えたこれらの植物が大きくなるように

お手入れすると、負担の少ないお庭になると思います。

雑草が生えにくい庭

本日は雑草が生えにくいような作業をさせて頂きました。

庭には、たくさんの種子が飛んできます。

鳥さんも、運んできてくれます。

いろんな植物で構成された庭は、たくさんの昆虫の住処になり

良い場合もあります。

ただ、植物が増えすぎて困ることもあります。

今回は草が生えにくいシートを使って

お客様のご負担を減らしたいと思います。

毎年の雑草を抜き取る時間を考えると

とても良い方法だと思います。