お母さんが引っ越しのお祝いにと、送られたイチイの木です。
数十年間、お庭でご家族の歴史と共に過ごした樹木です。
そんなイチイですが、いろいろな事情で切ることになりました。
なにか形にして残したい。
私たちにできることを、二人で考えました。
使えそうな部分をうまく選び、筆記用具として
生まれ変わってもらおうと思いました。
木のボールペンを作る機械で、慎重に作業します。
少し幹が痛んでいましたので、使えそうな部分を狙って削ります。
天然素材のみを原材料にしたみつろうクリームで仕上げます。
枝の跡が残る素敵なボールペンになりました。
今後は、筆記用具として第二の人生(樹生かな)を送ってほしいです。